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上流工程に挑む――転職で広がった視野と、直請け案件の魅力

2020年入社 A.M
01

前職でどのような業務を担当されていましたか?

グループ全体を支えるシステム統合を推進

前職では社内の情報システム部門に所属し、グループ会社全体を見据えたシステム統合プロジェクトに携わっていました。業務内容は、統合に向けた企画立案や要件整理、さらに数多くのベンダー候補の中から最適なパートナーを選定することです。単なる運用ではなく、経営層や関係部門と調整しながら全体の方向性を決めていく仕事だったため、大きな責任を感じながらも非常にやりがいのある経験でした。

02

転職を考えたきっかけは何でしたか?

より開発の現場へ、強い探究心からの挑戦

システム統合の経験を通じて、次第に「もっと開発そのものに関わりたい」という気持ちが強くなりました。上流での企画・調整もやりがいはありますが、自分が描いた構想を実際に形にしていく過程に深く関わりたいと思うようになったのです。その思いから、設計や開発フェーズに携われる環境を求め、転職を決意しました。新しい技術や方法論に挑戦できることを強く期待していました。

03

現在の業務で、どの工程から携わっていますか?

設計を中心に、要件定義から参画することも

現在は主に設計フェーズから業務に携わっています。仕様をどう実装するかを具体的に落とし込んでいくプロセスに責任を持っていますが、案件によっては要件定義の段階から参画することもあります。要件定義から入れると、クライアントの声を直接聞きながらシステムの全体像を描くことができるため、設計の段階でもスムーズに進めやすく、大きな手応えを感じています。

04

クライアントとのやり取りで印象的なエピソードはありますか?

一任された業務で得た責任感と達成感

特に印象に残っているのは、一つの業務を最初から最後まで自分に任せていただけた案件です。もちろん不安もありましたが、クライアントの期待に応えるために責任を持って取り組む中で、多くの学びを得ることができました。結果として「任せてよかった」と直接感謝の言葉をいただいた時には、大きな達成感と自信につながりました。こうした経験が、私の成長を後押ししてくれています。

05

上流工程に関わることで、どのようなやりがいを感じていますか?

全体像を把握し、責任ある立場で動く喜び

上流工程では、システム全体の概要を把握する力や、業務内容を深く理解するための調査力が求められます。その過程でクライアントと直接コミュニケーションを重ね、期待を正しく汲み取っていくことが非常に重要です。責任は大きいですが、その分「自分の判断がプロジェクトを前に進めている」という実感を得られ、強いやりがいを感じます。

06

直請け案件ならではの魅力は何だと思いますか?

全体を見渡し、最上流から携われる価値

直請け案件の魅力は、システムを全体的に見渡しながら上流工程に深く携われる点にあると思います。間に仲介がない分、クライアントの声をダイレクトに受け取ることができ、その意図を正確に反映させやすいのです。システム全体の構造を理解しながら進められるため、自分の視野が広がり、エンジニアとしての成長にも直結していると感じます。

07

これから上流を目指す人へのアドバイスがあれば教えてください。

全工程の経験が、上流での力につながる

私は少し変わった経歴で、上流工程を経験した後に下流工程にも強く関わりたいと思ったのですが、今振り返るとその選択が大きな財産になっています。上流・下流に限らず、どの工程も一つひとつ丁寧に取り組むことで、システム全体の理解が深まるのです。これから上流を目指す方には、目の前の業務を大切に積み重ねることをお勧めします。その経験が必ず将来の大きな力になると確信しています。